世界的な健康志向の高まりとともに、日本茶は世界的な飲み物になってきています。緑茶は日本での需要は少しずつ減少していますが、輸出量は年々増加し、本格的な緑茶も好まれるようになりました。

お茶の輸出は、1610年にオランダの東インド会社によって、平戸からヨーロッパに輸出したのがはじまりです。それから1800年代は、重要な輸出品として181トンものお茶が輸出され、以後、重要な輸出品となりました。
明治10年頃も、生糸とお茶が輸出の半分を閉めるほど、世界でもブームになったことがありました。
近年、アメリカやヨーロッパなどで緑茶の需要が高まり、ついにコーヒーの街シアトルで緑茶専門カフェがオープン。そこを拠点に全米に進出しました。
また、タイではタイ人好みに甘くアレンジされた緑茶がブームになっています。辛いタイ料理に合うそうです。タイでは日本のメーカーのペットボトル茶まで登場し、売り上げを伸ばしています。
いま大変な状況ですが、ロシアでは空前の日本食ブームが到来しており、緑茶も年に5〜10%の消費成長が見込まれています。早く平和な世界に戻って、ゆっくりと緑茶を楽しんでもらいたいものです。
日本での消費量は少なくなってきているものの、世界では需要が右肩上がり。
お茶が逆輸入される時代が来るかもしれません。
茶の葉堂は、日本でも世界でも喜ばれるような伝統のお茶製造を続けていきます。
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