鮮やかな暁光も降り注ぐ奥八女の里の新年、かつての賑わいも戻りつつあるかと心も躍る日々も束の間、コロナ第六波の拡大とともに、心穏やかならぬ1月となってしまいました。
「災い転じて福となす」ということわざがあるように、私たちの先人たちは見に降りかかってきた災難を、立場や見方を変えてみることによってうまく活用し、逆に自分の役に立つものにし、幸福への足掛かりにすると言う考え方を培ってきました。コロナ禍のなか、新たな活路を探り出し業績を向上させている業態も数多くありますが、健康そのものを疎外させることは、全ての活動を停滞させてしまいます。健康の維持こそが「福となす」根源だと再認識する年迎えです。
さて、お茶が長きにわたり私たちの暮らしに溶け込んでいるのは、その優れた健康効果に他なりません。今やお茶は私たちの身も心も癒すことのできる食品として広く世界中に認められ、愛されています。
そのお茶作りに携わっていることの意義と幸福を思うと、心も新たに多くの皆様の健康に貢献しなければと肝に銘じます。
今後とも、お茶をこよなく愛していただけることを願い、新年のご挨拶とさせていただきます。
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